FrontPage 2002 Server Extensions for IIS 7.0の構築・設定メモ
というより移行メモかな。
初めてWebサーバ構築・移行に携わったので、メモっておくぜベイベーちゃん。
と、いってもDBを絡めた構築ではないので、ケツに毛が生えた程度&ニッチなスキルやろーなぁ・・
ま、まずは環境の記載から。
■現行環境
□サーバ:
PorV:P(物理のこと)
OS:Windows 2003 Standard Edition SP1
役割:Webサーバ(IIS6.0)
拡張:FrontPage Server Extensions 2002
ドメイン:不参加
名前解決:DNS
台数:3
□クライアント(ユーザ)
PorV:P
OS:XP
ツール:Frontpage 2003
ドメイン:参加
名前解決:DNS
台数:いっぱい
■新環境(移行先環境)
□サーバ:
PorV:V(仮想のこと。VMware5.0か5.1かな?4.1かも)
OS:Windows 2008 SP1
役割:Webサーバ(IIS 7.0)
拡張:FrontPage Server Extenstions for IIS 7.0
(IIS7.0のFPSEからReady To Run(略称RTR)とかいうサードパーティ製という扱い)
ドメイン:不参加
名前解決:DNS
台数:3
□クライアント(ユーザ)
PorV:P
OS:Windows 7
ツール:Share Point Designer 2007
ドメイン:参加
名前解決:DNS
台数:いっぱい
上記環境における今回の移行手順は下記の通り。
なお、イントラWEBサーバという位置づけのためか、サーバはドメイン不参加であったりファイアーウォールは全OFFである。
1.新環境へOS導入+ホスト名・IPの割当て+ディスク構成・CPUは1コア・メモリ3GB
→アクティベーションも忘れずに。イントラやから電話認証かな?
2.現行Webコンテンツを新サーバへコピー(robocopyバッチをWindowsタスクで夜間に実施)
※ここでのWebコンテンツとは、IIS上でWebサーバとして公開されているファイルを指します。
htmlやasp、その他もろもろ。
3.新サーバにIIS追加、FPSE追加。
◎IIS追加手順:
◆サーバマネージャ→役割の追加→Webサーバ(IIS)を選択
◆役割サービスには以下を追加
◇Webサーバ
・HTTP基本機能
-静的なコンテンツ
-規定のドキュメント
-ディレクトリの参照
-HTTPエラー
・アプリケーション開発
-ASP.NET
-.NET拡張性
-ASP
-CGI
-ISAPI拡張
-ISAPIフィルタ
・状態と診断
-HTTPログ
-要求の監視
・セキュリティ
-基本認証
-Windows認証
-要求フィルタ
-IPおよびドメインの制限
・パフォーマンス
-静的なコンテンツの圧縮
◇管理ツール
・IIS管理コンソール
・IIS6管理互換
-メタベース互換
◇FTP Publishing Servie
・FTPサーバ
◎FPSE追加手順:
◆以下URLよりモジュールをダウンロード
◆管理者権限ユーザでインストーラを実行。
⇒これによりIISに「Microsoft SharePoint Administration」という
FPSE管理用Webアプリケーションが、ランダムのポートにバインドされて追加される。
僕はこれを”8080″に変更したちゃん。
http://www.iis.net/downloads/community/2011/07/frontpage-2002-server-extensions-for-iis-70-on-windows-server-2008-and-windows-vista
4.新サーバへコピーしたコンテンツのうち、「_vti」系のFrontpage用構成ファイルを一括削除。
→Windows標準の検索ボックスを利用して実施
5.新サーバへコピーしたコンテンツ内のハイパーリンクをvbsにて、新サーバ用に一括置換。
※最終的にはDNSの現行エントリIPを新サーバに変更し、移行後もユーザの利用(接続URL)には
影響がないようにしようという方針だが、検証する上でやむなく実施。
6.新サーバのIIS7.0に移行先となるWebアプリケーションを作成
→MIMEに「.asp」を「application/octet-stream」で追加。
→規定ドキュメントに「index.asp」を追加
→認証で「Windows認証」を有効化(※FPSEで仮想サーバの管理画面へ接続するために必須)
7.FPSE管理用Webサイトへブラウザ接続し、仮想サーバ(IISのWebアプリケーション)へ拡張を実施(Extend)
→ここで「_vti」系ファイルをあらかじめ削除しておかないとエラーとなる。
→「_private」フォルダはヒットカウンタのカウント値情報等(他のFPSE機能情報も?)が含まれているので、現行を引き継ぎたい場合は消さない方がよい。
8.FPSE管理用Webサイトから「サブWeb」を作成してもいいんやけど、
一個一個GUI作業は辛いので、コマンドでサブWeb作成。コマンド構文は以下の通り。
”C:\Program Files\Common Files\microsoft shared\Web Server Extensions\50\bin\owsadm.exe” -o create -u ユーザ名 -w サブWeb名 -n Administrator
※これはFPSEをデフォルトPAHTでインストールした際のコマンド例っす
あとは
Webページの閲覧・動作確認、
Share Point Designer 2007での操作確認(更新、新規作成、削除、コピー、サーバ間コピー/発行、ローカル-サーバ間ファイルアップロード/ダウンロード等)
を実施して終了。
いやーしかしここまでに至るのに随分遠回りしたなー。。
ちなみにWin2008R2・IIS7.5では別途「FPSE for IIS 7.5」がRTRから提供されているようですが、ライセンス費用$5ほどか
かるようですw
コメント