3行要約
- 売上高は598億円と前期比3.5%減少し、連続減収。
- 営業利益は13.9億円と前期比35.5%増益だが、売上減をカバーしきれず。
- 自己資本比率は65.5%と高いものの、売上減少トレンドが懸念される。
主要数値
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 売上高 | 598億円 |
| 営業利益 | 13.9億円 |
| 当期純利益 | 17.5億円 |
| 自己資本比率 | 65.5% |
| 現金及び預金 | 50.0億円 |
| 買掛金 | 18.2億円 |
前年同期比の比較
| 指標 | 現在値 | 前年同期値 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 598億円 | 620億円 | -3.5% |
| 営業利益 | 13.9億円 | 10.2億円 | +35.5% |
| 当期純利益 | 17.5億円 | 12.8億円 | +36.4% |
卸売事業の減収が全体の足を引っ張る
売上高は598億円(前期比3.5%減)と減少。
アパレル卸売が442億円(前期比4.9%減)、ライフスタイル卸売が25.7億円(前期比8.5%減)と、卸売事業の不振が目立つ。
小売は126億円(前期比3.4%増)と健闘しているものの、卸売の減少を補うには至っていない。
利益率改善は進むも、売上減少の影響大
売上総利益は165億円(前期比1.2%増)と微増。
販管費は151億円(前期比1.0%減)と削減に成功している。
営業利益は13.9億円(前期比35.5%増)と大幅に増加しているが、これは販管費の削減によるもので、売上高の減少をカバーしきれていない。
キャッシュフローは改善傾向
営業活動によるキャッシュフローは9.4億円の収入(前期は4.8億円の支出)と大幅に改善。
これは、税引前当期純利益が20.5億円(前期は15.1億円)となったことや、仕入債務の減少によるもの。
財務活動によるキャッシュフローは1.6億円の支出(前期は11億円の支出)と、こちらも改善している。
自己資本比率は高いが油断は禁物
自己資本比率は65.5%と高い水準を維持。
これは、利益剰余金が124億円まで積み上がっていることによる。
ただし、売上高の減少が続くと、利益剰余金の増加も鈍化し、自己資本比率も低下する可能性がある。
投資有価証券の動向に注意
投資有価証券は63億円と、総資産の21%を占める。
前期から12億円増加しており、含み益が増加していることが推測される。
市況の変動により評価額が大きく変動する可能性があり、注意が必要。
次回決算で見るKPI
- アパレル卸売事業の回復:専門店向け販売の拡大、機能性ファッションの伸長状況。
- ライフスタイル卸売事業の動向:「Yoki」ブランドの成長と、ビューティー、ヘルスケア分野の新商品開発状況。
- 小売事業の成長:雑貨ショップの展開状況、「for/c」や「クロスファンクション」のEC販売の継続的な拡大。
資金調達リスク
有利子負債残高は30億円。
現預金は50億円あるため、当面の資金繰りに問題はない。
ただし、売上減少が続くと、資金繰りが悪化する可能性もある。
黒字化条件
売上高の減少を食い止め、1%でも増収に転換すること。
特に、アパレル卸売事業の回復が急務。
販管費の削減だけでは限界があり、売上増加による利益率改善が必要。
EDINET一次情報: 有価証券報告書-第73期(2025/02/01-2026/01/31)(docID: S100Y0F4)
本レポートは個人の見解であり、投資を推奨するものではない。 サラリーマン投資家ベラナイス

コメント